ep55 ここがヘンだよローゼンベルク学園

ゴゴゴゴゴゴ






































ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ























ヌシ「・・・」












 

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ヌシ「ここがローゼンベルク学園ですわね・・・
期せずして回廊を出てしまいましたわ」








ジョン「ぎちぎちぎちぎちぎち」








































ヌシ「まったく、この名前で外に出されたら間抜けで仕方ありませんわよ。
運営さんも野暮ですわね」








ジョン「ぎちぎちぎちぎちぎちぎ」









ヌシ「学校といえば学び舎ですわね。
私、一通りのことは出来ますし、ここで習うことなんて
ございますかしら？」







ジョン「ぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎち」









ヌシ「あら？早速教師達が廊下に立たされてますわね」


































ヌシ「なかなか雅な召し物ですわね。
お花か舞踊でも教えて頂けるんですの？」





























































ヌシ「・・・」









ジョン「ぎちぎちぎちぎちぎちぎ」












































ヌシ「いきなり学園七不思議の一つを見つけた気分ですわ・・・
着物で狩猟とか雑技団でも目指してますの？」







































ヌシ「あら？ドクターが常駐しておりますの？
良い事ですわね。
中には私のような高貴な身分の生徒も居ますし、
念には念を入れて欲しいものですわ」













































































ヌシ「念・・・入れすぎですわ」









ジョン「ぎちぎちぎちぎちぎちぎちぎち」










































ヌシ「何か普通じゃありませんわね、この学園・・・」






































ヌシ「ちゃんと保健室があるじゃありませんの・・・。
コレで何で廊下に医者と看護婦が2セットもいますのかしら・・・」








ジョン「ぎちぎちぎちぎちぎちぎち」









ヌシ「あら？セバスチャン。
まだこんな所に居ましたの？」









骨スチャン「カタカタカタ・・・」









ヌシ「それにしても・・・」






































ヌシ「無駄に広い保健室ですわね・・・」




































ヌシ「ここにも、こんなに医者が居るなんて・・・」











































ヌシ「ココおかしいんじゃなくて？！
美容整形外科医が常駐している学校なんて
聞いたことありませんわ！」







骨スチャン「カタカタカタ・・・」







































ヌシ「絶対この学校は変ですわ。
きっと何処かの大きな病院が乗っ取りを企んでますわね」








ジョンぎちぎちぎちぎちぎち」









ヌシ「陰謀阻止の為にもう少し情報を収集しませんとですわね」




































ヌシ「あら？これは・・・」






































ヌシ「アニメ研究会か何かの部員勧誘・・・ですこと？」









ジョン「ぎちぎちぎちぎちぎちぎち」









ヌシ「分からないことはエントランスで質問ですわね」









ジョン「ぎちぎちぎちぎち」









ヌシ「ちょっとそこのアナタ・・・」




































ヌシ「あら？図書館がありますの？
それは嬉しいですわね。
ご説明願えまして？」












































ヌシ「って・・・・」


















































ドドドドドドドド





































ヌシ「図書館の説明なのに本の『ほ』の字も出てこないって
どういった了見ですの？！
いつから図書館は職業斡旋所になりましたの！！」







骨スチャン「カタカタカタ」









ヌシ「蔵書に自信が有ませんの？！
だったら今すぐ『図書館』から『職業安定館』に
改名しなさいな！！」







骨スチャン「カタカタカタ・・・」









ヌシ「いけませんわね・・・すっかり熱くなってしまいましたわ。
セバスチャンに言っても仕方ないですわね。
ここは落ち着いて図書館を見に行ってみましょう」





































ヌシ「あら？ちゃんと本があるじゃありませんの」









ジョン「ぎちぎちぎちぎちぎちぎち」









ヌシ「蔵書も結構ありますわね・・・。
これだけの規模で紹介が職業斡旋所だなんて、解せませんわ」














































































ヌシ「らしい、らしいって・・・」
























ドドドドドドドド









































ヌシ「何だってそんなに自信無いクセに出版しちゃってますの！？」









骨スチャン「カタカタカタ・・・」









ヌシ「読むほうが消化不良になりますわよ！
時間を割いて井戸端会議を聞かされてる気分ですわ！！」








骨スチャン「カタカタカタ・・・」









ヌシ「大体何ですの？！
あの図書館の床に空いた穴は！！」


































ヌシ「本に集中して歩いてたら、間違いなく飲まれますわよ！あのサイズは！！」



骨スチャン「カタカタカタ・・・」









ヌシ「まったく・・・折角、心の拠り所になりそうな施設でしたのに・・・」







































ヌシ「何処か、私の居場所にふさわしい所はありませんこと？
・・・あら」










































ヌシ「良い場所があるじゃありませんの。
ここが気に入りましたわ」










































ヌシ「さて・・・セバスチャン？」










通信機「はい！ヌシさんお久しぶりです！」









ヌシ「先ほど保健室で会ったじゃありませんこと？」









通信機「えっと・・・何の事を言っているんですか？」









ヌシ「まあ良いですわ。
それより、首尾は如何でして？」








通信機「はい！
こちら二人共、『呼ばれし者』への接触に成功しました！
現在行動を共にしています。
『呼びし者』はまだ見つかっていません・・・」







ヌシ「上出来ですわ。
引き続き監視なさいな」








あの人「はい！
ヌシさんも、ちゃんとゴハン食べて下さいね！
おなか空いてもジョンちゃん食べちゃだめですよ！」








ヌシ「これが食べ物に見えたら、私もお終いですわね」









あの人「では監視に戻ります！
また連絡下さいね！」









































ヌシ「さて、忙しくなってきましたわね・・・」

～To be continued～

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おまけ
 

以前に長編、「劇場版（笑）」を書いた際、少々伏線を張ってきていたことに触れたのですが、そういえばどこに張っていたのか説明したことがありませんでした。
なので、今回はその回答を付けてみたりします。
大したものではありませんが・・・。








ep8 セルローニャの姉登場

ep12 冒頭で第二王子派の会話。研究所に第二王子派の手先が潜り込んだことを示唆。
本編では潜り込んだ手先（セルローニャ）が研究所面々と初コンタクト。

ep15 ぽんくす祖母の話題にセルローニャ
お嬢の墓参り、供えているのがカモミールの花

ep16 冒頭で第二王子派の貴族とBANXの会話。研究所に監査官を付けることを命令。
本編では監査官（セルローニャ）が研究所に入る。
「サングラ子」という偽名はBANXのアドリブ。
セルローニャがお嬢を見て初対面でないことに気付きかける
（丘の上で見たことがある）。

ep44 ラストシーンでセルローニャが昔の夢を見、記録嬢を丘の上で見たワーキャットの
子が同一であることに気付く。