ep27 お茶とコピーはGR10

～都内、某オフィス～

AM9：00

？？「おはようございます～」

課長「おう、おはよう。
　　　キミさ、悪いんだけど今日午前中銀行に行ってきてくれない？」

？？「え～
　　　今日の仕事遅れちゃいますよ～」

課長「スマンスマン！
　　　B社への支払い、やっぱり今月だったみたいでね
　　　悪いけど急ぎなんだ」

？？「もう～
　　　だから月末にあれほど確認したじゃないですか～」

課長「お詫びに帰りに好きな弁当買ってきていいからさ！
　　　奢っちゃうよ！」

？？「え～
　　　わかりました～
　　　お弁当じゃなくて、スイーツでもいいですか～？」

課長「OK、OK！！
　　　じゃ、よろしくネ！！」

～都内、某所～

9：15　

？？「も～
　　　課長は本当にダメダメですね～」



？？「あれ？
　　　立ちくらみでしょうか～？
　　　頭がクラクラします～」
















？？「あれ～？」

































OL勇者「ここ、どこでしょうか～？」

---

10:30　ファンブルグ東地区





















OL勇者「えっと、多分ここですね～」


































コンコン・・・



ぽんくす「お？
　　　　　　お客さんですね」








BANX「入ってま～す」









ぽんくす「いや、古典的ギャグはいいから・・・」









外の声「あ、ここトイレでしたか～
　　　　　失礼しました～」



ぽんくす「んな訳ないよ！！
　　　　　　どうぞ、入って下さい～！」


































OL勇者「はじめまして～
　　　　　こちら、BANXさんのお宅で宜しかったですか～？」








BANX「はい、宜しかったですよ
　　　　そして私がBANXです
　　　　とりあえず、こちらの席へどうぞ～」








































OL勇者「オスカーさんとおっしゃるガイドの方に
　　　　　ここの来るよう言われてきました～」








BANX「オスカー氏が？
　　　　ということは、あなたは勇者候補の方ですね？」








OL勇者「勇者～？
　　　　　なんのことでしょう～？
　　　　　あ、あと私、銀行に用があるのですが、
　　　　　このテーマパークに銀行ってありますか～？
　　　　　ATMでも大丈夫なのですが～」





ぽんくす「えーてぃーえむ？」









BANX「『アッと驚く為五郎』の略ですかね？」









ぽんくす「だから、管理人でもよく知らないくらい古いネタは
　　　　　　やめて下さいよ・・・」








BANX「為五郎さんがいるかどうかは知りませんが、銀行なら
　　　　近くにありますよ？
　　　　丁度サボり中の人がいますので、案内でもお願いしましょうかね

　　　　グラ子さ～ん！！」　　　　




























ガチャ

サングラ子「あいよ～～・・・っと、
　　　　　　　お嬢！？なんでこんなとこで寝てるんだ・・・」



























サングラ子「ほら、ベッド空いてるからそっちで寝ろよ・・・
　　　　　　　って・・・起きないか・・・
　　　　　　　運ぶか・・・」




























サングラ子「うお！？
　　　　　　　ヨダレヨダレ！
　　　　　　　ティッシュどこだ！！」










ぽんくす「・・・何というか
　　　　　丸くなりましたよね、グラ子さん・・・」








BANX「そうですか？
　　　　私は先日、鋭い回し蹴りを頂きましたよ？」








ぽんくす「相手を選んで丸くなってるんですかねぇ・・・」










































サングラ子「ん？
　　　　　　　そいつ誰？」








OL勇者「初めまして～」









BANX「どうやら勇者候補の方のようですが、
　　　　どうにも、ご自分の今の状況を理解しておられないようなのですよ」








サングラ子「で？
　　　　　　　どうすんの？」








BANX「とりあえず銀行に用事があるようですので、
　　　　街の案内も兼ねて連れて行ってもらえます？
　　　　現状もご理解頂けるのではないかと・・・」







サングラ子「で、また俺なわけ？
　　　　　　　試験管専属になったつもりは無いぞ？」








BANX「まあまあ、
　　　　適当なところで私も合流しますから♪」








サングラ子「面倒臭ぇなぁ・・・
　　　　　　　ほれ、行くぞ勇者候補」








OL勇者「助かります～」

















11:30　ファンブルグ東銀行






















サングラ子「ホレ、着いたぞ」









OL勇者「窓口のみなんですか～
　　　　　ATMでも良かったんですけど～
　　　　　でも、古風で良いですね～」







銀行員「いらっしゃいませ」









OL勇者「振込みをお願いします～
　　　　　用紙に記入すれば良いですか～？」








銀行員「振込み・・・ですか？
　　　　　等銀行ではアイテム・ペット・金銭のお預けと
　　　　　お引き出し以外は扱っておりませんが・・・」







OL勇者「え～？
　　　　　何言ってるんですか～？
　　　　　銀行なのに振込みできないんですか～？」















12:30　ファンブルグ東銀行





















OL勇者「だから～
　　　　　三菱東京UFJ銀行新宿通支店の普通口座
　　　　　○○○△□○△に振込みを～」







銀行員「お客様、何か勘違いをされておられませんか？」









サングラ子「もう分かっただろ？
　　　　　　　ここはお前が元いた世界とは違うんだよ・・・」








OL勇者「うぅ～・・・分かりました～・・・」


































OL勇者「このテーマパークは雰囲気重視なんですね～・・・
　　　　　社員旅行で行った日光江戸村もこんな感じでした～」








サングラ子「違ぇよ！！」









OL勇者「午前中にって頼まれてたんですけど、仕方ないですね～
　　　　　もうお昼休み入っちゃいましたし～
　　　　　ランチにしましょう～」







サングラ子　（コイツのペースは苦手だな・・・）


















13：00　ファンブルグ南地区






















OL勇者「ここでスイーツが買えるんですか～？」









サングラ子「ホワイトデーは終わっちまったしな・・・
　　　　　　　ファンブルグで食い物売ってるのはここくらいだ」








OL勇者「キャンディしか無いですよ～・・・」









サングラ子「失礼な
　　　　　　　カレー粉だって売ってるぞ？」








OL勇者「スイーツ～・・・」









サングラ子「コイツ・・・うぜぇ・・・」

































BANX「やあやあ、お二方
　　　　いかがです？調子は」








サングラ子「調子なら狂いっぱなしだ」









OL勇者「銀行の用事はダメでした～
　　　　　折角なので、このテーマパークで遊んで帰ろうかと思います～
　　　　　何かお勧めのアトラクションとかありますか～？」







BANX「フリーフォールならありますよ？
　　　　ご案内しましょうか？」








OL勇者「はい～
　　　　　お願いします～」








サングラ子「メシはいいのかよ・・・」









OL勇者「キャンディでガマンします～」









サングラ子「カレー粉もまぶしとけ・・・」






















13：30　リセリア城






















BANX「ささ、到着ですよ
　　　　思う存分落ちて下さい」








OL勇者「ここから飛び降りるんですか～
　　　　　スリルありそうですね～」








BANX「最近は思い思いのポーズで落ちるのが流行りのようですよ？」









OL勇者「はい～
　　　　　では、行ってきます～」



































OL勇者「わ～
　　　　　すごいすご


























ゴキッ



























































BANX「・・・」









サングラ子「・・・」






























































BANX「さて、我々は階段から降りましょうか」









サングラ子「そうだな・・・」


















































サングラ子「・・・えーっと」









BANX「さて、どうしましょうか？この方」









サングラ子「どう、って・・・
　　　　　　　今、この状況で言われると怖いセリフなんだが・・・」








BANX「ご自分の状況も理解されてませんし、
　　　　まあ勇者としてもちょっとアレですよね」








サングラ子「アレって何だよ・・・
　　　　　　　まあ、不合格だろコレは」








BANX「ですよねぇ
　　　　では、試験はここまでですね」








































BANX「お疲れ様でした～」








































17：59　リセリア城

































18：00　リセリア城






















OL勇者「定時です～」













































OL勇者「お疲れ様でした～」

～To be continued～

Special Thanks！！

ぺんぎんさん：衣装強力・原案
モンモランシーさん：原案
アルカネットさん：原案